注意ポイント
「二刀流型」の副業を成功させるためには、今ある仕事と副業それぞれの業務をもう一方に反映させるなど「正の相乗効果」が得られる方法を考える事が大切です。
本企画のテーマは「二刀流型」の副業です。
以前に記事にした通り、「二刀流型」の副業はどちらの仕事も本業の如く活動するスタイルです。
以前、ブログでも記事にした事が有りますが、厚生労働省HPによれば、企業側が求める副業のメリットは以下の通りです。
【企業】
メリット:
①労働者が社内では得られない知識・スキルを獲得することができる。
②労働者の自律性・自主性を促すことができる。
③優秀な人材の獲得・流出の防止ができ、競争力が向上する。
④労働者が社外から新たな知識・情報や人脈を入れることで、事業機会の拡大につながる。
このうち、③以外の①②④からは、「企業は副業と本業との相乗効果を期待している。」と読み取る事が出来ます。
すなわち、①は知識・スキルの相乗効果、②は「仕事のやり方」での相乗効果、④は人脈の相乗効果です。
副業をする前提として、今いる企業側の許可が(原則)ある訳なので、「今いる企業の期待に応える。」という視点が(抜けがちですが)実は非常に重要だと感じています。
私の場合、開業に向けて勉強した当HPの作成スキルや使用予定のツールについての知識、ひいては税理士関連知識そのものも今いる企業において従事している仕事に役立つものだと考えており、そういった意味では開業後も「相乗効果」が得られる手ごたえはかなり強いです。
あとは、自身の副業が今いる企業にもっと前向きに捉えて貰えるよう、今ある仕事に励む事はもちろんの事、副業の状況についても出来る範囲で情報開示していこうと考えています。
なお、同HP上で「副業をやっている人の事例」という項目が有り、10人位の方が副業体験を話されています。
読んでみると・・本業と全く関係のない事をしている方もおり、中々エネルギッシュだなあと感心しきりです。
メリットとして挙げられている項目で特に目立ったのが「ストレス・メンタル面での効果」でした。
本業と全く関係なくとも、副業は「メンタル面での相乗効果」が得られるのかも知れません。
逆にデメリットで多かったのが「今ある仕事に支障が出る可能性」を危惧したものでした。
企業の太っ腹で副業を認めて貰ったので、今ある仕事に支障が出てしまう事態だけは何としても避けたいものです。
メモ
*当企画では、所謂「本業」という表現を「今ある仕事」と表記しています。
これは、「二刀流型」の副業・兼業は「どちらも本業である。」との思いによるものですが、時に分かりにくいかも知れません。
予めご了承ください。
注意ポイント
副業を通じて「知識・技術」「働き方」「人脈」に加え「メンタル面」でも今ある仕事と相乗効果が出せるように頑張りましょう。
*まだ私が税理士登録する前の2019年3月にUPした記事を修正して更新しております。