注意ポイント
お久しぶりの投稿で、HP更新の経緯などについてお話します。
こんな方におすすめ
- 開業にあたりホームページ開設を検討している方
- ホームページからの集客がうまくいっていない方
- ホームページ開設にあたり業者選定中の方
7月に「新ホームページ」を開設して以降、こちらに記事を掲載するのは初めてとなります。
HP集客は年々その存在感を増していると思いますが、私はこれまでホームページ集客をあまり重視しておりませんでした。
そんな私がHPを更新しようと思った経緯やその効果などを記しておくのは、今後開業しようとする方などにとっても有益かな・・と思ったので、このタイミングで記事作成に至ります。
1.私がこれまでホームページ集客に重きを置いていなかった理由
(1)医療業界は未だ紹介中心であるという考え
医療業界は閉鎖的で、他業種と比較して一般業務のIT化は10年程度遅れているという考えがありました。
メモ
*診療に関しては電子カルテ含めIT化が進んでおります。
そのため、「ホームページで集客する」というより「私の事務所の紹介を受けた顧客がアクセスした時に当事務所の特色が分かる」事に重きを置いてホームページ作成をしてきました。
ところが、いざ開業してみると(ある種当たり前ですが)ホームページから税理士事務所を探している顧客も少なくない事を実感しました。
(2)HP経由の顧客は質が低いという同業者内での評価
私が所属する税理士業の集まりで情報交換をすると、「紹介顧客は優良、ホームページ経由は低品質」という趣旨の意見を多く聞きました。
低品質の定義は難しいのですが、とにかく安価に税理士事務所を探そうとしている顧客、ということのようでした。
これについては、後で間違っている部分もある事に気づくのですが、開業当初は上記意見も鑑みてホームページ集客を重視していなかった面があります。
(3)HP業者の選定が難しい
税理士事務所同様、ホームページ業者も星の数ほどあります。
値段もそれなりにかかるので、業者に頼んでまでHPを作ろうとは考えていなかった面がありました。
「導入するだけで検索順位が上がる」という胡散臭すぎる業者の営業を受けたこともあり、中々導入を決断するのは難しい状況でした。
2.そんな私がホームページ更新を決意した理由
(1)ホームページ経由の問い合わせを無視できないという価値観の変容
平日日中は某医療機関に出向している関係上、私が税理士事務所の営業活動に使える時間は限られております。
そのような状況下、おのずとホームページ経由の問い合わせの比率が増していきました。
ちなみに、旧ホームページ(このブログのあるサイト)は、これといったキーワードで引っかかるようなSEO対策ができておりませんでした。
それでも問い合わせをいただけるなら・・ちゃんとしたホームページを作ったらすごい武器になるのではないか、と価値観を変えざるを得ませんでした。
(2)ホームページ経由だから質が低いということではないという気づき
ホームページ経由の問い合わせから契約に至ってみると、紹介の場合とあまり変わらず良い関係を築けることを実感しました。
確かに、問い合わせ段階で明らかに安価な税理士事務所を探しているケースもあるのですが、それは医療業界周辺事業の方からの問い合わせがほとんどでした。
そこで気づいたのは、
専門性のあるドメインを明確にすれば価格競争にならない
という事でした。
例えば、私が「駒込の町の税理士」というフレーズを掲げた場合、
step.1 顧客は駒込近辺の事業主
step.2 駒込周辺の税理士に問い合わせをする
step.3 近ければよいので、あとは価格勝負となる
という流れで価格勝負となります。
ところが、私の医療業界における専門性を評価していただいた顧客からの問い合わせの場合、価格だけではない面を評価していただけることになります。
ホームページ集客=低品質という価値観は、ホームページのせいではなく、税理士事務所側の専門性にあるのではないかと価値観を改めるに至りました。
(3)自分に”刺さる”ホームページ業者との出会い
ホームページ集客への価値観を改める中で、いくつかの業者から営業を受けてみたりもしました。
そんな中で「あきばれホームページ」という会社が、以下の点で私のニーズに合致しておりました。
①当時の当事務所ホームページに対する指摘が的を射ている
②SEOに強い
③デザインはテンプレート化されている代わりに安価である
これらについては、次回、契約やホームページ作成の流れと共に解説したいと思います。
きっと多くの事業主にとって収益に直結するお話なので、可能な範囲で赤裸々に語りたいと思います。