注意ポイント
忘れていましたが、開業したので税務署に「開業届」を出さないとですね。
こんな方におすすめ
- 税理士事務所を開業直後(2か月以内)の方
- 開業時の届け出について知りたい方
- 開業freeeに興味のある方
私の場合、当HPでも「4月1日に開業」と言っておりますが・・正式には何をもって「開業」となるのでしょうか?
個人が事業を開業する場合、開業日から原則として2月以内に「一定の届出(後述)」を行う必要が有ります。
私の場合、6月末までなのでまだ時間は有りそうですが・・。
丁度、私が契約した会計freeeのシリーズ(?)の「開業freee」が、お値段もfreeeで使用できるようなので、今回はこちらを使って開業届を行おうと考えました。
まず、アカウント作成済みの「会計freee」にログインし、ここから「開業freee」へのアクセスを試みます。
ところが・・。
給与計算freeeへはボタン一つでアクセス出来るようになっているのですが、「開業freee」へと繋がるボタンが見当たりません。
悩んでも無駄なので、会計freeeでお世話になっているサポート担当者に質問してみると・・。
よって、普通に開業freeeのページにアクセスし、そこからログインをします。
ログインをすると質問に答えるような画面となります。
たまには税理士っぽく解説を試みます。
1.仕事の概要
個人の場合、事業として反復継続的に行うものは「事業所得」、その事業に付随する収入も「事業所得」その他は「雑所得」となります。
この項目、開業freee上では「税理士」という項目を選択できます。
「税理士業」としておけば、これに付随する「コンサルティング収入」や「記帳代行業務」なども「事業付随収入」として事業所得となるので問題ないと思われます。
ただ今回、私はここを「税理士業務、コンサルティング業務及び社会貢献に資する投資事業」としておき、例えば収入が増えて太陽光発電装置などを購入した場合も事業所得になるようにしておきました。
2.事業開始予定日
もう過ぎてしまっていますが2019年4月1日とします。
期限切れとなるような日にちを設定するとエラーが出る・・のかどうかは未確認です。
3.収入予定
届出上、何に必要なのか分からない項目です(後で判明します。)。
私は一般企業に勤務しており、それ程積極的に営業活動を行う予定が現時点では無いので・・年120万円としておきます。
4.どこで仕事をするか。
私の場合は「自宅」なので、事業所の所在地は自宅と言う形での登録となります。
ここを「店を開く」等にすると、別途店の住所を記入する流れになると思われます。
全体的に質問内容が「初心者向け」で、一般的に分かりやすいような質問内容になるよう工夫されている印象です。
5.従業員や家族に給料を支払う予定はあるか。
私の場合は当面一人ですが、ここをあえて「家族に支払う」とします。
家族に給料を支払う場合「青色事業専従者の届出」が別途必要となります。
これを忘れると「家族に給料を支払っても経費に出来ない。」というルールになっています。
6.専従者給与の内容を入力する。
子供はまだ小さいので・・可能性としては「妻」となります。
業務内容を「会計、税務補助その他事務業務全般」とし、給与額を月50万円、賞与200万円(年収800万円)で登録します。
妥当であってもこれを超えた給料は経費に出来ないので・・想定できるMaxの金額を登録しておきます。
7.基本情報を入力する。
屋号や所得の種類を入力します。
一応「不動産所得」も入れておきました。
8.確定申告の種類を決める。
「青色65万」「青色10万」「白色」があり、控除額が大きいほど手間もかかるという仕組みです。
ここで、先ほど入力した収入予定を元に税額をシュミレーションしてくれます。
まあ、元々青色65万円でやる予定だったのですが、この仕組みには感心しました。
9.そして・・書類を提出する。
開業freeeで書類が自動作成されます。
私の場合、①個人事業の開業・廃業等届出書②所得税の青色申告承認申請書③給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書④源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書⑤青色事業専従者給与に関する届出・変更届出書、が自動作成されます。
そして、ハンコ押す場所や持参時又は郵送時の注意事項、税務署の住所など・・良い意味で「初心者目線」で必要な情報を伝えてくれます。
私も早速、今回作成した資料を印刷し、必要書類と共に税務署に郵送する事としました。
今後、こんな感じで開業後に必要な手続きを一つずつクリアして行こうと思います。