ポイント
今ある仕事で少しだけ視野を広げる意識を持ち、新たに何かを始めようとするかどうか・・。
「副業・兼業」以前に、まずは「今ある仕事から少しだけ視野を広げる」意識が必要と考えるので理由と共に解説を試みます。
仕事以外に何か(勉強)を始めようという場合、まず必要となるのは「時間の確保」です。
仕事に関する勉強であれば勤務時間内で出来ますが、仕事以外なので勤務時間とは別に学習時間を確保しなければなりません。
まず、当時の私が勤務に要していた時間は以下の通りです。
メモ
平日:朝8:00に家を出て帰宅は20:00頃(週3回は飲み会が有り23:00頃)
週末:月2回程度出勤有(セミナー設営やゴルフ等)
平日はそれほど多くの時間が取れそうにないのと、当時は独身だったので、週末を利用して「資格の学校」に通学する事としました。
その時通った「資格の学校」で簿記3級の講座は1コマ1時間半×10回でした。
ビデオ講座だったので仕事の予定がない週末にコツコツと勉強を続け、半年後には合格するに至りました。
この最初の一歩は「仕事と勉強の両立」という程でもないのですが、当初はこれまでにない行動パターンを生活に組み込むのに結構苦戦しました。学習パターンが付くにつれ新しい事を知る喜びも徐々に増えましたが。
そして今思うと、これが私の副業・兼業に至る第一歩目だったように思います。
人によっては仕事と遊びだったり趣味だったりとをうまく両立させている人もいますが、私は昔から「部活だけ」「試験勉強だけ」と、単一の行動をスイッチで切りかえるような生活パターンで社会人になった為、「仕事」と「仕事以外の何か」を両立させる習慣がそれまでは有りませんでした。
まあ「仕事」だって本来は色々なプロジェクトを並行して進めるような事も有るので、社会人生活に慣れてきたこのタイミングで「今ある仕事から少しだけ視野を広げる」ような習慣を始める事が出来たのは貴重でした。
まとめると、
step
1まずは仕事に慣れる(=刀を両手で持つ。)。
step
2仕事に慣れたら時間の有効活用を考える(=刀を片手で持てるようにする。)。
step
3仕事以外で新たに何らかの負荷をかける(=刀を片手で、もう片方で他の何かを持つ。)。
となります。
そして、いざやってみて思う「仕事以外で新たに何らかの負荷をかける」事のメリットは、
慣れてくるとストレス発散となる。
知識の幅が増え、仕事の視野も広がる。
「何となくTVを観る」等の無駄な時間の使い方が減る。
仕事も効率よく終わらせたいので、結果としてメリハリのある行動がとれる。
という事になろうかと思います。
ちなみに、私は「副業・兼業」というテーマでこの記事を書いており、時代の流れもあるので「専業(一つの仕事だけ)」というのはお勧めできないと考えています。
ただ、私が勧めるのは「今ある仕事から視野を広げる。」という所までであって、生じた時間やゆとりで何をするのかは人それぞれの人生だと思っています。
まあ、経済的な不安を取り除こうと思うのであれば「二刀流型」ではなくとも、何らかの形で「副業・兼業」には取り組む方が良いかと思います。
今の若い人たちは言われなくともそれぞれのライフスタイルを確立するのには長けているように思いますが、私と同年代(私は1976年生まれです。)以上の方については、今の仕事との関わり方についてこの機会に考えてみる事をお勧めします。
私は・・言わば行きがかり上「二刀流型の副業・兼業」を目指している面がありますが、これを皆さんにお勧めするかは今後の活動の中で考えてみます。
メモ
教訓:副業・兼業するかどうかはともかく、副業・兼業を「出来る状態」にする。
仕事一色の人生は「終身雇用制」が前提とは言い難くなった今の世の中では不確実性が高いと言わざるを得ません。いい意味での「逃げ道」を作るため、「今の仕事は片手分の荷物」となるような工夫や活動が今後ますます求められると考えます。