注意ポイント
税理士試験最後の1科目は「所得税法」にチャレンジです。
こんな方におすすめ
- 税理士試験に挑戦して(しようとして)いる方
- 税理士試験で所得税法に挑戦して(しようとして)いる方
- 所得税法と法人税法のどちらを受験しようか迷っている方
最後の1科目は、初めから決めていた「所得税法」にしました。
私は税理士試験に挑戦する前に「中小企業診断士」の資格を取得しています。
税理士試験も、もともとはコンサルタントとしての引き出しを増やすために学習を開始した経緯があります。
「中小企業診断士」は経済産業省管轄の国家資格で‥「我が国の90%以上を占める中小企業を元気にするための資格」と言うようなニュアンスだったと思います‥。
中小企業と言えば、「所得税法」‥と、税法の勉強を始めるときに最初に興味を持ったのが「所得税法」だったのです。
「中小企業が元気になる為の役に立ちたい!」と言う原点に帰りつつ税理士試験合格を果たしたい‥。
そんなストーリーで自分に最後の鞭を入れようと思っていたのです。
そんな前置きで、「法人税法」の合格を一応信じて9月レギュラーで受講を開始します。なお、万が一ダメでも1月から科目振り替えが出来ることを確認しておいたので安心です。TACも割と上得意の私のニーズには敏感でした(完全に思い込み。誰でも振り替え出来ます。)。
学習時間は何時になく確保でき、「1年で終わらせる」というモチベーションも有ったので、過去2回の税法科目初年度をかなり上回るペースで学習を進めることが出来ました。
しかし‥思うほどに理論の成績が上がりません。
「消費税法」「法人税法」では、答練では自己採点以上の点数で帰って来る事が多かったのですが‥「所得税法」では自己採点に届きません。
有る意味で「適当に」「数多く」と言う作戦が、自分にとって「所得税法」には向かなかったようです。
所得税って‥所得の種類が10有るし、合計所得金額やら課税所得金額やら‥似たような言葉が多くて、半端な暗記だと中々正しい記述が出来ないようです。
例年より頑張ったものの、全国模試ではB判定と振るわず、初めて受けた直前模試ではC判定となってしまいました。
しかし当日は‥理論、計算共に合格への手応えが過去最高にある状態で合格発表日を待ちます。
税理士試験チャレンジの件は、4科目受かった時点で職場や親にもカミングアウトしており、5科目に合格していると官報に名前が掲載されるので‥正に衆目の目に晒される状態です。
当日、国税庁のHPにはアクセスが集中しているみたいで午前中は中々繋がらず(無論、仕事になりません。)、昼前にようやく繋がりましたが‥自分の名前は無し。
何度見ても無し。
これも、税理士試験あるあるかも知れませんが‥「ひょっとしたら間違いかも…」と思い郵便物を待ちます。しかし夕方、妻からB判定の連絡が‥。
‥B判定って、大して惜しくも無かったんかーい!と、自分に突っ込みを入れつつ、今までで一番ショックを受けた1年でした。
特に、今回初めて税理士試験を周りに公表して臨んだので‥応援してくれた方、親や上司に不合格の連絡をするのが本当に切なかったです。
税理士試験の最大の山場はどこなのか‥。最初の税法科目か、「法人税法」か‥。
私は経験上ハッキリと言えます。それは「官報合格のかかった5科目」だと‥。
かつて無く予定に見合わない結果を突きつけられた私は、(いつもどおり)翌年でのリベンジを誓うのでした。
チクショー!