注意ポイント
前線(現場)を買って出る上で絶対譲れない事は、実績を上げる事です。
前線を買って出る、すなわちある業務の専門家として顧客に一番近い場所で働く事を選んだ場合、より分かりやすく「結果」が求められます。
それはある時には営業成績であり、またある時には(若干抽象的な)顧客満足度だったりします。
以下に、これまでの職場で私なりに「前線を買って出た」結果についてまとめてみます。
Contents
1.製薬会社のMRとして
営業的な職種ですが表面的には営業ではない(適正な医薬情報を提供する)、という立場でしたが、社内的には薬の発注実績(門前薬局等からのデータを集計してくれる会社があります)での評価がベースとなっておりました。
当時所属していた会社は規模も大きかったので薬の種類も多く、評価指標も沢山ありましたので、誰でも何かしらの基準を達成できる状況でした。
そんな中、私は顧客満足を得られた結果として「継続的に指標を達成する」という事に価値があると考えました。
当時、「スーパーMR賞(だったと思います)」と言って、主要数品目の発注実績が全て計画を達成するという賞があり、私はその賞を3期連続で受賞する事が出来ました。
計画を達成すると、次の期は計画が厳しめに設定されがちな中、より早期の計画策定⇒行動、を意識した事が一つの結果につながった・・という事にしています。
2.(外資系)コンサルティング会社のコンサルタントとして
この会社にはコンサルタントのスケジュールを調整してくれる担当者がおり、各コンサルタントのスケジュールがなるべく空白にならないよう顧客とやり取りしてくれておりました。
そして、コンサルタントの給与は「稼働率」と呼ばれる指標で評価されており、例えばA案件に1日従事すると1.25日(0.25日は書類作成等の時間で、案件によってまちまちでした。)といった具合で稼働日数が計算される仕組みでした。
以前にもお話した通り、入社半年で一人前のコンサルタントとして活動が許された私は、ピーク時は月曜から土曜日に各1日7時間の訪問型コンサルを行うという「稼働率100%超え」状態で仕事をしており、「月間MVP(だったと思います)」という、その月で最も稼働率が高いコンサルタントに2度選んでいただきました。
顧客満足を得られるよう仕事をした事により引き合いを沢山いただいた結果・・という理解をしています。
3.常駐型のコンサルタントとして
これは現在所属する会社の事なので詳細は割愛しますが、幹部職員として出向するので「経営者からの評価」と「経営実績」が一般的な評価指標となります。
メモ
*自画自賛な内容になってしまいましたが・・。
私はこれまで「誰の目にもわかりやすい結果を出してきた」つもりでした。
しかし改めて振り返ると、1社目の「スーパーMR賞」は沢山ある表彰項目の1つに過ぎず、2社目の「月間MVP」も社内で開示される訳でもないので決して分かりやすいとは言い難いようにも感じました。
正当化するのは難しいですが、
step
1その「結果」が「顧客満足を得た事によるもの」と言えるか?
step
2自分は「結果を出した」という点について説得力があるか(例えば転職の際の自己PR等で)?
という部分で考えていくしかなく、私の場合は上記の点からはある程度の「結果を出した」と言える・・ような気がします。
いずれにしても、今ある仕事に対してある程度の自信がないと「副業」の話には進んで行かないと思います。
そして・・自信につながるような実績を上げる事が出来たなら・・いよいよ「副業税理士」への道が開けます。
注意ポイント
教訓:今いる職場で実績を上げてから考える。が・・。
いかなる職場でも、顧客に響き、他者に説得力のある「実績」を上げてから「副業」の事を考えると良いです。
が、「実績」ってそもそも分かりにくいので、そう言った意味でも「前線=顧客に近い職場」で顧客満足を得る事が比較的わかりやすいと・・私は思います。
*まだ私が税理士登録する前の2019年3月にUPした記事を修正して更新しております。