注意ポイント
税理士試験は、人によっては受験資格を得るのも一苦労です。そして私も・・。
こんな方におすすめ
- 税理士試験に挑戦しようか悩んでいる方
- 理系だけど税理士試験に挑戦しようとしている方
- 資格挑戦の候補として税理士試験を検討している方
私の税理士試験受験1年目・・を記載する前に、税理士試験にたどり着くまで、すなわち「税理士試験0年目(受験資格を得るまで)」も書いておかねばなりません。そこから始まる訳ですからね。
私は理系の大学出身で、税理士試験受験を決意した段階で簿記2級の資格を有する状況でした。
そのような状況で受験資格を確認すると・・。
↓どのくらいややこしいか・・ご存じ無い人は国税庁HPを確認してみましょう。しかも「主な受験資格」なので、これ以外にも細かい受験資格があるような書きぶりですね・・。天晴!
とは言っても始める前に諦める訳にも行かないので(いや、若しくはこの段階で諦めれば30代のQOLは向上したのかな・・。)、自分に受験資格があるかを確認します。
大学時代に一コマだけ何かの経済学的な講義を受けた記憶があるので、受験資格に該当しそうか国税庁に確認するも・・「税務と関連が無いと思われるのでダメですね~。」との事でした。やっぱり・・。
すると、どうやら私が受験資格を得るためには「日商簿記1級」若しくは「全国経理学校協会税務会計試験上級(略して「全経上級」。てか、正式名称は全く普及していないと思います。)に合格しなければならない事が判明しました。
中小企業診断士の試験に合格して約2年・・またTACにお世話になる事となりました。出戻りってやつですかね・・。
今やどの講座を受講したのかはうろ覚えですが、年明けからの速習コースのような講座を申し込んだような記憶があります。
当時働いていたコンサル会社の業務終了後、TAC八重洲校等でDVDを受講し・・途中でウトウトするという形(どんな形?)で受講を進めます。
この時思ったことは以下の2点・・。
1.受講生のレベルが高い(?)
答練では平均点に達する事は殆ど無い状況でした。まあ寝ているから仕方無いですが・・。
中小企業診断士のころは常にトップクラスの成績(独身でしたからね。でも2年かかりましたが・・。)だったのに・・と、会計業界の門戸の高さを感じた記憶があります。
まあ、今思うと勉強量相応の成績だったというだけですが。
2.勉強時間が確保できない(!)
中小企業診断士受験時代は、平日の夜と休日をほぼ勉強に充てる事ができ、年1,200時間程度を捻出していました(当時は学習時間を記録していたので大体正確な数値だと思います。)。
しかし、ここ2年の間に転職をし、結婚をし、出産・・はしていないけど父親になり・・といった形で、自由に使える時間が激減していたのでした。
結局、勉強する習慣も作りきれず、我ながら不十分な状態で臨んだ簿記1級試験は・・10点以上足りずに不合格・・。チーン・・。
しかし、その翌月の「全経上級」では何とか合格しました!何故かというと・・。
1.簿記1級よりレベルが若干低い(と言われてもいる。)。
2.工業簿記がある。
3.試験が簿記1級の1か月後である。
簿記1級の手ごたえが無かった私は、ここからの1カ月でぎりぎり全経上級に合格できる程度に学習を進めることができたのでした。
ちなみに、全経上級の合格発表は妻に行って貰ったのですが、思ったより建物がこじんまりとし、人も全然いなかったそうで驚いていました。
税理士試験の受験資格が得られるので、私の中では簿記1級と同等ですが、実際のところは知名度含めてかなり違っているみたいです。
ともあれ、ようやく税理士受験のスタートラインに立ったのでした・・。