4.二本目の刀の鞘を抜く (1)刀を片手で持つ

注意ポイント

今ある仕事で実績を積む事が出来たら、いよいよ副業・兼業を始める段階へと進みます。

当然の事ながらやみくもに副業・兼業を始めるのではなく、「副業・兼業と今ある仕事を両立しているイメージ」を明確にするところから始めます。

 

今ある仕事で実績を積む事が出来たなら、いよいよ「副業・兼業」への着手を本格的に検討します。今ある仕事で実績を上げている人の一般的な状況は、一般的には以下の通りです。

 

【プラス面】

ある程度の裁量が有り、自分で仕事のタイムマネジメントをする事が出来る。

社内外の人脈が形成されており、相談などをする事が出来る仲間が存在する。

仕事で成果を出すための行動習慣が身についており、チャレンジを成功させる素養がある。

 

【マイナス面】

仕事に多くの時間を奪われ、他に何かを介する余裕がない。

結婚、出産、子の進学などのライフイベントも生じ、新たに何かを開始できない。

副業・兼業と言っても何を始めたらよいか分からない。

 

好きな仕事、やりがいのある仕事をやっていて実績を積んでいるのであれば副業・兼業をあえてするより「今ある仕事にどっぷり浸かる」のも良いかと思います。

 

そこは、今ある仕事の将来をどう考えるかによります。

 

記事「私が自分の仕事の将来を考えた結果

 

更に、将来にわたって不安を感じないのであればそのまま定年まで・・でも良いのですが、不確実性の高まる昨今、そのような仕事が一体どれだけあるでしょうか?

 

「定年」と言う概念は、私も経験した希望退職や事業廃止といった「会社の一存」で雲散霧消します。

 

よって、多くの場合は上記の「デメリット」に対応する事が副業・兼業開始の一歩目となります。

 

必要な対応は大きく言えば「今ある仕事に割く時間をコントロールする(減らす)」「副業・兼業で何をやるかを明確にする。」です。

 

今回は前者について解説します。

 

高度経済成長期であれば「頑張る量≒実績」となったかも知れませんが、昨今では「成果≒実績」と考えた方が良さそうです。

 

今ある仕事で上記の「頑張る量」が多すぎて副業・兼業をする余裕がない場合、「成果につながっていない頑張りは何か?」という観点で業務量圧縮を図ります。

 

「頑張る量」が多すぎる理由とその対策は以下の通りです。

 

(1)自身のタイムマネジメントの問題

ここ最近で実績を上げている方は、前提としてタイムマネジメントが出来ている筈なので本来は問題となりにくいと考えます。

 

ただ、そもそも「頑張る量=実績」だと思い込んでいる方の場合、当企画で言う所の「一刀流で実績を上げる」が達成できている状態とは言えないので、自身の仕事の質について見直すことをお勧めします。

 

記事「一刀流で実績を上げる」

 

(2)会社の社風や上司の方針が業務量を求める場合

所謂「定時に上がりにくい雰囲気の会社・職場」です。

 

そもそも副業・兼業も認めてくれなさそうですね。

 

今後も会社や職場が変わっていく可能性が全くない(雰囲気である程度分かりますよね・・。)場合は、副業・兼業が可能な職場を新たに探すのが現実的だと考えます。

 

辞めるにあたっては、所謂「泣き寝入り」ではなく、事前に会社や上司に自分の意見を具申する機会を設ける事をお勧めします。

 

(3)家庭との兼ね合い

共働きだったり子供が小さかったりと、家族との兼ね合いは随時調整が必要です。

 

専業主婦(主夫)と言う概念は最早時代遅れですし、今どきの専業主婦(主夫)は忙しいので家事育児一切を任せる事は出来ません。

 

我が家の妻で言うと、(そもそも最近はパートで働いていますが)PTAや本の読み聞かせボランティア、茶道(習い事)、スマホいじり等で・・私より忙しそうです。

 

対応としては、自分のやりたい事とその業務負荷をお互いに話し合いながら、どちらでもできる業務の分担を変えながら、という調整を随時行う事になります。

 

これも我が家で言うと、食後の皿洗い、自分のYシャツのアイロンがけ、休日の子供の世話などを、最近では私がやったり(やらなかったり)しています。

 

私個人の考えでは、仕事で実績を上げる過程で随時仕事の整理をしているので、「実績が上がる≒仕事が整理されている。」という状態だと思っています。

 

その場合、既に「副業・兼業を始められる状態」になっている訳ですが、そうでない場合でも、副業・兼業を始めようと思った理由(はじめなくてはならないと感じた理由)を思い起こしていただき、職場や家庭でのタイムマネジメントを再考していただきたいと思います。

 

ポイント

今ある仕事で実績をあげた場合、実績を上げる過程で業務整理を出来ていない場合は、職場や家庭でのタイムマネジメントを行い、副業・兼業を行う時間的余裕を確保する事がまず必要となる。

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