注意ポイント
freeeから購入する予定の会計ソフトは一旦保留に。その理由は・・。
こんな方におすすめ
- IT導入補助金に興味のある方
- 会計ソフト導入を検討している方
- freeeに興味のある方
先日このブログにてお話した会計ソフト「フリー」との契約の件ですが・・残念ながら一旦キャンセルになりました。
契約時に「IT導入補助金」を受ける事を前提としていたのですが、開業の具体的な目途が立たないため補助金受給の要件を満たさない可能性が高まったためです。
補助金の申請書って具体的な事を色々書かなくてはならないので・・現状だと申請は難しいかなと言う事で一旦辞退する事になりました。
本来だと契約は契約で締結してしまっているのですが・・「freee」の方の優しさで一旦契約キャンセルとさせて貰いました。
・・IT企業の新しさと共に日本企業的な対応もしてくれるとは・・。「freee」には借りが出来てしまいました。
開業準備が進んで、また契約の話が出来るよう頑張るとして・・。
今回は、折角なので「IT導入補助金」についてコメントしてみます。
Contents
1.補助金の目的
中小企業がIT導入を通じて業務効率化・売上アップをサポートするための補助金だそうです。
ITを導入して売上アップと言うと・・ネット販売のシステムみたいなものを想定しているのでしょうか・・。
個人的には、経営改善の第一歩は「業務効率化」で、業務効率化により生じた時間を他に配分する事で売上アップや経費削減に繋げるのが一番正しい道のりかな、と感じています。
2.申請の流れ等
定められた期限までに中小企業者が申請書を提出し、交付決定後に一定のITを導入する事が原則の様です。
申請前にITを導入している場合等は対象外となってしまうのが注意点です。
また、申請書には事業計画が、補助金交付後にも事業実施効果報告という・・経営者の方からすると普段の業務と関係無い作業が結構有ります。
多くの場合は顧問税理士等に依頼するのかと思いますが、正直、顧問税理士等の側でも臨時の手数がかかるので、その対価を請求するというような事になります。
補助金と言うと「単にお金が貰える」という発想だと、これら手間が掛かる事への理解が無く、対価云々への納得感も得られにくくなってしまうかも知れません。
予め「補助金を得るには結構な手間が掛かる。」という事を理解しておく事(顧問税理士等としては説明し理解を得ておく事)がとっても大事だと思います。
3.対象となるIT
申請ページ内に「ITツール選定ナビ」というのが有り、自社の業種と取り組むべき課題等から検索をかける事が出来ます。
取り組むべき課題とは・・「営業情報の可視化(見える化)と共有」「ノウハウ蓄積と共有」「事業の問題点を明確化して、目的の共有」「会社・商品・サービスの認知度向上」「顧客・取引先の利便性向上」「業務処理の正確性向上」「業務分析の高度化・精度向上」「業務プロセスの簡素化・標準化・代替」・・の8つだそうです。
何か具体的事例を紹介しようと適当に条件設定して検索すると・・1,000件以上ヒットしました。
まあ、自社の業種に適用可能なITにどういったものが有るのかを知るには手軽なツールかも知れません。
4.その他
同HP内に「経営診断ツール」というのがあり、IT補助金の申請をしなくても使えるとの事だったので使用してみました。
まだ開業していないので売上高等は適当に入力し・・自社の強みや弱み、IT導入の目的等をタブでチェックする形式で入力して行きます。
私個人の希望としては・・「あなたの会社に最適なITツールは〇〇です!」といった感じで診断結果が出るのかと思って進んで行ったのですが・・。
財務分析結果はチャート図で5段階評価してくれるのですが、他の入力項目はそのまま表示されるのみでした。
まあ、この入力結果をIT補助金申請の時に使えるような記載も有るので・・やはり導入する時に入力を検討するようなものかも知れません。
個人的には・・上記の「ITツール選定ナビ」の方が具体的なITとその解説が掲載されているので面白いかな、と思いました。
という訳で私が申請できなかった「IT導入補助金」ですが・・今、政府が力を入れている様な雰囲気はHPからも伝わってくる(このページで紹介できた部分は全体の数%位なので、興味を持った方はHPをご確認下さい。)ので、これを機にITを導入するという選択肢は良いのかな、と感じました。
私も・・開業の目途が付いた段階で新たな募集等が有るならば使用したいと思っています!