注意ポイント
税理士試験の受験資格を得た私は・・定石通り会計科目から受験して行きます。
こんな方におすすめ
- 税理士試験へに挑戦しようと考えている方
- 税理士試験の会計科目を受験しようと考えている方
- 仕事をしながら税理士試験を受験しようと考えている方
晴れて税理士試験挑戦の切符を手にした私は、その翌年1月から最初の科目の勉強を開始しました。
全経上級試験の合格発表は・・9月上旬だったので、TACで言う「レギュラーコース(9月開始)」にも間に合いそうなものですが・・。
異業種から税理士試験に挑戦する事としたものの、周りにそんな人は一切おらず、自分も家族以外には一切公言していなかったので・・税理士試験がどういうものかという事への理解が全く無かった訳です。すぐに身に染みて分かって来ましたが・・。
簿記学習の延長線上という事もあり、TACから貰った「合格体験記」を見ても一般的なスタート科目と思われる「簿記論」「財務諸表論」を1年目の受験科目と決めます。
学習量の面から2科目を受講するのは厳しい(そしてそこまでの時間を割く必要があるとも当時は思っていませんでしたが。)ので、「財務諸表論」を1月から受講し、「簿記論」については独学で行く事としました。
「財務諸表論は簿記1級より簡単」・・という噂もあるのですが・・。
ただ、理論暗記については中小企業診断士受験の頃に愛用していた「暗記カード」を使用し、会社の昼休みのうち30分を使って回す事である程度の成果を感じておりました。
すき間時間って大事ですね・・。午後の勤務中がちょっと眠くなったりしますが・・。
理論にある程度の手ごたえを得ると共に、学習のウェイトを徐々に計算にシフトさせて行きました。
春先になっても答練の計算の成績は平均に満たない事が殆どでしたが、更に学習を加速させるため「簿記論」の直前対策講義も受講を開始(5月頃)・・。
今思うと・・この頃は「1年目で2科目合格し、残り2~3年位で5科目合格する感じかな~。」などと考えていました。
無知って恐ろしい・・。
6月の全国模試では「簿記論」はビリからすぐ数えられる位の成績、財務諸表論もC評価以下と散々でしたが・・無知なだけに合格を信じ、更に計算を中心とした学習を続けます。
試験直前になり、ようやく答練でも合格ラインに達する(時もある)程度になりました。
そんなこんなで当日・・。
持ち前の勝負強さ(中小企業診断士試験を受験していたので・・試験への慣れもあったかも知れません。)で、「財務諸表論」は合格確実ラインを突破しました(自己採点)。
「簿記論」は合格ラインに1~2点届きませんでした(自己採点)が・・何故か合格すると思っていました。
そして試験結果が発表となり・・「財務諸表論」合格、「簿記論」A・・。
こうして思い返すと1科目合格でもラッキーでしたが、この時の私はプランが最初の1年で早くも崩れ去り、今後の展開に頭を悩ませる事となるのでした。
選んだ道は・・思ったより(相当)険しいかも・・と。