注意ポイント
税理士試験2年目は消費税法に挑みます・・。
こんな方におすすめ
- 税理士試験に挑戦しようとしている方
- 税法科目として消費税法に注目している方
- 税理士試験の受験科目を検討中の方
1年目の税理士試験で「簿記論」「財務諸表論」の合格を信じた私は、9月から「消費税法」のレギュラーコースにて学習を開始しました。
ついに税理士試験の本丸と言える税法科目へのチャレンジです。
「消費税法」を選んだ理由ですが・・
Contents
1.国税である。
インターネット等を検索すると、実務的に学習意義が高いのは「法人税法」「消費税法」「相続税法」「所得税法」といった国税では、という意見が多かったように思います。
これらが「申告納税方式(納税者自らが申告を行う)」のに対し、」「住民税」「事業税」「固定資産税」といった地方税の受験科目は「賦課課税方式(国や地方公共団体が納税額を計算してくれる)」である事も一因かと思われます。
2.ボリュームが少ない。
新しくできた国税(平成元年に導入され、当時は3%でした。懐かしいですね・・。)だということもあり、他の国税の受験科目と比較してボリュームが少ないようでした。
当時のTACホームページによると、合格に必要な学習時間は250h(その後、いつの間にか300hに増えていました。)で、法人税法や所得税法(いずれも600h)の半分以下でした。
法律を簡素化すれば皆楽になると思うのですが・・そういう発想はダメなのでしょうか・・?・・て、ここでは関係のない話ですね。
3.受験者数が多い。
「消費税法」の受験者数は、「簿記論」「財務諸表論」に続いて多いです。イメージとして、最初の税法科目だったり、「簿記論」「財務諸表論」との組み合わせなど、「あわよくばもう一科目」的に選択されており・・受験者のレベルが低いのではないかと考えました。
といった理由で科目選択しましたが、学習開始直後に転勤となってしまい、新しい業務に慣れるのと単身赴任に労力を要しました。
加えて、当時DVDで受講していたのですが、TACの校舎が特急で30分程行った所にしかない状況となりました。都心の利便性にも慣れすぎていたのですね。
月に1~2回TACに通い、DVDをまとめて観るという形で何とか受講し続けましたが、自己学習の習慣を作り直し切れずに時が過ぎて行きました。
更に、「財務諸表論」とはレベルの違う暗記(量と文書の意味の分からなさ)にも悩まされました。
何となく覚えた翌朝にはもう忘れているという「税理士試験あるある(?)」を初めて経験した年でした。
そんなこんなで計算はついて行けず、理論も全く回せず・・という中、仕事も多忙となり試験当日に予定が入ってしまいました。
予定が入ったのは7月初めころの出来事でしたが・・それを理由に、敵前逃亡した1年でした。
なお、仕事の予定は試験2週間前位にキャンセルとなったのですが、もはや学習を再開する意欲も余力もなく・・。
「予定無くなったのに受験しないなんて信じられない!」と妻には文句を言われましたが・・。
ともあれ、この年は税法科目の敷居の高さに適応できずに終わったのでした。