注意ポイント
トラックレンタルという・・あまり聞いた事のない投資商品のお話です。
こんな方におすすめ
- 副収入や投資に興味のある方
- 1,000万円以上の余剰資金がある方
- トラックに思い入れのある方(トラック野郎OBOG等)
コロナ禍が続く今日この頃、とはいえ経済活動も停滞させられない・・という事なのか、この状況下でも私に対する営業活動はチラホラと行われます。
当初はできるだけ話を聞こうとしておりましたが、その数が余りにも多いので・・最近はお断りする事が多い状況です。
ただそんな中、営業メールの中に「トラックレンタル」という聞きなれない投資商品の営業を見つけます。
好奇心が面倒臭さに勝ったので連絡をとり、今流行(?)のZOOMで営業を受けます。
投資商品については、以前に「コインランドリー」の営業を受けているので、そことの比較も含めて内容を記します。
Contents
1.投資のニーズについて
投資家はトラックを買って顧客にレンタルする(業者が仲介してくれる)ので、借り手がいないと成り立たない投資商品となります。
これに対する業者さんの回答は概ね以下の通りでした。
国内における物流の中心はトラック(約9割)であり取扱個数は増加傾向である。
トラック業者のオフバランス(トラックを自己資産として持たずレンタルする)ニーズが高い。
⇒よって、トラックレンタルのニーズは間違いなく存在する。
以前に記事にした「コインランドリー」のように、近年ニーズや技術が大きく変わっているという事ではないようですが、まあニーズがありそうなことについては理解しつつ先に進みます。
2.投資額とリターンについて
投資額は最低1千万円との事でした。
そしてリターンですが、年利5%計算でレンタルし、4~6年契約でレンタルした後にトラックを残価15%保証で買い取ってくれるそうなので・・10%以上のリターンが見込めるようなお話でした。
関連
*借り手がいない期間は3%の利率保証があるようです。
3.課題と感じた点は?
今回の営業会社さんが創業3年目という事もあり、まだ実績はこれからという感じでした。
それは良いのですが、基本的には法人を対象としているという点が残念だと感じました。
理由は、「個人だと5台位は所有しないと事業所得にならないから」ということらしいです。
参考
*事業所得にならないと雑所得という区分になり・・マイナスが出ても給与と相殺できないというデメリットがあります。
*上記見解は営業会社さんの顧問税理士によるものだそうです。
4.他の投資商品との比較をしてみると
上記を踏まえ、以前に営業を受けたコインランドリー等との比較をしてみます。
メモ
*個人的かつ大雑把な見解です。
項目 | 不動産 | トラックレンタル | コインランドリー |
投資額(1単位) | 300万円程度~億単位 | 1千万円~ | 3千万円程度 |
リターン | 表面利回りだと~10%が多い(まちまち)。 | 約5年後に元手の115%程度になる。 | 10%程度 |
投資期間 | 20年~ | 4~6年 | 15~20年程度(設備更新必要) |
リスク | 中(空室リスクあり利率保証なし。) | 小(不動産より借り手を探しやすく利率保証もある。) | 大(ある程度の稼働がないと赤字になる。) |
その他 | 競合多く、かつ地方を中心に空室率増加傾向 | 個人だと雑所得になるかも・・。 | 即時償却で開業年度に節税できる。 |
5.まとめ
こういうのはやってみないと分からない部分があるのですが、個人投資家に対する課題を解決できれば比較的小ロットでニーズもありそうだという印象です。
とはいえ、リスクはあるのであくまで余剰資金での投資をご検討いただければ幸いです。