こんな方におすすめ
- 中小企業診断士の資格に興味のある方
- SDGsやらRPAやらの用語を整理したい方
- 税理士だけどコンサルにも手を出してみたい方
とある土曜の朝一番、私は飯田橋にある「大塚商会」本社を訪れていました。

筆者
理由は、税理士の仕事・・ではなく、「中小企業診断士の理論政策更新研修」です。
メモ
*理論政策更新研修(4時間の研修)は、中小企業診断士の更新要件のひとつである「新しい知識の補充に関する要件」として実施する研修で、登録有効期間5年間で5回修了することが必要です。
年に1回なので・・油断すると忘れてしまい、更新最終年度に肝を冷やすことになります。
ちなみに私は・・色々な実施機関の研修実施予定をチェックし、面白そうな内容のものにエントリーできるようにしています。
そんな私が今回受講した研修は、以下の2本立てでした。

筆者
ちなみに土曜の朝一なので・・当然の如く二日酔いでした。

賢者
1.SDGs(エスディージーズ)
「SDGs(エスディージーズ)」とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、2015年9月に国連で開かれたサミットで決められた、国際社会共通の目標だそうです。

筆者
2030年までに達成すべき17の項目を世界の偉い人たちが決めたという事で・・かつての環境投資とかCSR的なものかな、という印象でした。
-

経済構造実態調査 ~苛立ちまみれの義務を愚痴るお話~
はてな 復活ののろしを上げてから3か月近く経過してしまった・・ 確定申告やら4月開業案件やら法人決算やらに対応しているうちに、6月になっておりました。 巷では政府肝入りの「 ...
続きを見る
組織内にSDGsの普及を促進するチームを作り、社内の機械に上記のカラフルなカードを貼る(例えば環境にやさしい機械に「15.陸の豊かさも守ろう」のマークを貼る。)などの活動を通じ、組織活性化につなげているような事例の紹介もありました。

筆者
組織内コミュニケーションや共通目的設定の潤滑油として使用する感じですね。
医療業界の人にも受け入れられそうな概念ではありますが、そもそも17個もあり、1個1個が概念的なので・・「組織の中で共感が持たれるような目標の立て方」がコンサルの肝になるように感じました。

筆者
私がコンサルで使用するのであれば、SDGsの概念や具体的な目標設定方法について、更に学ばなければならないと感じました。
今いる会社でコンサル的な業務をしている現状では・・深く突っ込まない事にします。
なお、導入について、例えば以下のサイトでセミナーや認定(無料ですが非公認)もやっているようなので、中小企業でも興味があれば取り組めるような環境は整備されつつあるようです。
一般社団法人日本SDGs協会
2.RPA
RPAとは「Robotic Process Automation (ロボティック・プロセス・オートメーション)」の略語で、定型的な事務作業を、ロボット(ソフトウェア)が代わりに実施するような事だそうです。
エクセルの計算式等と異なり、例えば「ある特定のデータを抽出して顧客リスト上の顧客にメール送信する。」といった「業務手順」を自動化できるのが大きな特徴(違い)のようです。

賢者
既に工場には広く導入されている「産業用ロボットの事務バージョン」ですね。
講義は、RoboRoidというロボを販売している「キューアンドエーワークス」という会社の方により行われました。
私が感心したのは、ロボを導入する際に「現状の業務手順を明確にする」ためのツールやコンサルメニューを有しているという点でした。
本研修では「業務可視化」の演習も若干行いましたが、私も「業務可視化⇒業務効率改善⇒生産性向上⇒経営改善」という流れは最重要だと思っています。
よって、ロボの性能云々以前に「RPAを利用した業務改善へのアプローチ方法」には共感が持てました。

筆者
ロボ導入前の「業務可視化コンサル」部分は・・私も業務の中で既に経験しているところでした。
今後、私の事務所にも(簡単な)ロボを導入して使用方法を学んで・・。

筆者
いずれはコンサルメニューの一つにしようかな・・と感じました。
まあ、コンサルやる時には今いる会社(コンサル系)を辞める事になるのでしょうが・・。
注意ポイント
*ともあれ、昨今の潮流に係る情報を仕入れ、脳みそにも良い刺激となりました。
(そして、二日酔いで寝ているだけの筈の半日を有効活用できました。)
今後も医療機関のお役に立てるよう、業種横断的に知識を仕入れ続けようと改めて思いました。

にほんブログ村